「生物多様性モニタリング図鑑-福岡市のチョウ類-」が完成。5月1日発刊。

 2015年度の取り組みとして続けてきた福岡市近郊のチョウ類調査の成果を図鑑にまとめました。近日、PDFのダウンロードと、製本版の頒布を始めます。以下、「はじめに」より。

 

 チョウ類は、環境指標生物として、一部の学識者による調査研究の対象となってきましたが、最近では一般の市民が身近な生き物を観察し、インターネットを通して情報発信したり、共同で生きものマップを作成するなど、市民参加型の環境調査の対象種として注目を集めるようになってきました。

 本冊子のデータも地域の生物情報をインターネット上で集約する「環境省いきものログ」の仕組みを利用し、会員とともに、2015年における福岡市のチョウの分布データを集めたものがベースになっています。

 あなたの自宅の周辺や、工場内の緑地、公園のビオトープに訪れているチョウ類は、福岡市内ではどのような環境に生息しているチョウ類でしょうか。

 身近な自然観察は一人でも楽しめますが、大勢の仲間と一緒に行うことで、今まで見えなかった地域の自然の姿が見えてきて、おもしろみも倍増します。

 本書には、市販の図鑑には掲載されていない、チョウ類の地理的分布型、環境評価の仕方など、少し、発展的な内容も記載しています。興味のある人は、これらの指標を参考に、福岡市の生物多様性の状態を調べてみましょう。